小説

忙しくて心に余裕がない方へ『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』(万城目 学)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

こんにちは!もー子(@lemo_note)です。ここ最近は何かと慌ただしく過ごしていました。忙しくて心に余裕がないと、普段ならなんでもないことでイライラしてしまうことがありませんか?

私は周囲の人に当たってしまって、後から後悔することがときどきあります。そんなとき、たまたま机の上を見たら、ちょうど4年前の今頃にたまたま購入をした『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』を見つけました。大好きな小説なのでご紹介します。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』は、角川書店より出版された、万城目学さんが執筆した小説です。主人公は猫のマドレーヌ夫人。飼い主のかのこちゃんと、旦那の犬 玄三郎を中心にした心が温まるストーリーです。

※項目にネタばれも含まれるので、NGな方は必要な個所に下記の目次からジャンプしてください!
※この小説は約1時間で読めます。

概要

主人公のかのこちゃんと、猫のマドレーヌ夫人の視点で物語が進みます。かのこちゃんは、刎頸の友であるすずちゃん玄三郎マドレーヌ夫人、との出会いと別れを通してちょっぴり大人になるストーリーです。

登場人物

かのこちゃん … 小学1年生の女の子
マドレーヌ夫人 … アカトラの猫
玄三郎 … 柴犬 マドレーヌ夫人の旦那

プロローグ

マドレーヌ夫人の視点で、猫の世界(コミュニティ)について描かれています。マドレーヌ夫人は、アカトラの淡い茶味がかった猫。いつも猫たちのおしゃべりの聞き役になっています。

れもん
れもん
猫たちの会話が目の前に浮かんでくる。まるで自分が猫たちの会話を覗き見しているみたいだね!

第一章 かのこちゃん

かのこちゃんは学校でクラスメートのすずちゃんと出会います。かのこちゃんはあることがきっかけですずちゃんのことが気になって仕方がありません。仲良くなりたくて、何度もすずちゃんに話しかけようとするのに上手くいきません。

ゆず
ゆず
わかる…

第一章では、かのこちゃんがすずちゃんとの出会いやマドレーヌ夫人との出会いについて書かれています。

第二章 マドレーヌ夫人

マドレーヌ夫人は、家を持たずふわふわといろいろな地域に移り住む旅猫。マドレーヌ夫人の視点で、夫の柴犬 玄三郎との出会いや猫のコミュニティに参加する過程が描かれています。

れもん
れもん
マドレーヌ夫人と玄三郎の出会いがとっても素敵だね!猫と犬、種族が違うのに何故か言葉が通じるなんて運命の出会いだね。
ゆず
ゆず
雷雨の中、玄三郎が小屋に入らず佇んでいるって優しい。

第三章 かのこちゃんとすずちゃん

かのこちゃんとすずちゃんはとっても仲良しに。だけど、すずちゃんはお父さんの仕事の都合でインドに転勤をすることになります。かのこちゃんが初めて体験する「別れ」について描かれています。

第四章 かのこちゃんとマドレーヌ夫人

第四章は、玄三郎との別れについて描かれています。玄三郎は老犬であり、ガンを患っていました。どんどん睡眠時間の方が長くなり、マドレーヌ夫人の玄三郎への愛情をひしひしと感じるストーリー。

玄三郎はマドレーヌ夫人に『猫又』について話します。マドレーヌ夫人は強い睡魔に襲われ眠りにつくのですが、目覚めると作り話だと思っていた『猫又』に自分がなっていることに驚きます。

エピローグ

玄三郎が亡くなった後の数日間が書かれています。マドレーヌ夫人が選んだ道は?かのこちゃんが選んだ道は?

もー子
もー子
私が飼っていた犬と玄三郎が重なって涙がでてきました。

感想

マドレーヌ夫人と玄三郎の深い絆と愛情、そしてかのこちゃんの気遣いにほろっとするストーリー。マドレーヌはどちらかというとドライなキャラクター。和三盆やミケランジェロたちの話を聞く役で、あまり自分の話をしません。静かにただ話を聞くから猫たちの信頼を集めていったのかもしれません。

私がグッと心惹かれたのは、マドレーヌ夫人が猫又になるストーリー。玄三郎の具合がいよいよ悪くなっととき、マドレーヌ夫人は玄三郎に何かしてあげることができないか?と考えます。マドレーヌ夫人の気持ちの強さで『猫又』になり、かのこちゃんに「玄三郎のドックフードを同じ味だけど、やわらかいものにできないか」お願いします。そして、お買い物をしたことがないのに、玄三郎がもう一度食べたいと願っていたお肉を購入します。

私もこういう夫婦になれたら良いなぁ…と憧れににたような気持ちになりました。マドレーヌ夫人は見返りを求めていません。ただ玄三郎を喜ばせたいだけ。

ほっこりストーリー 日々忙しく時間に追われている方におススメ

こんな人におススメ
  1. 時間に追われている方
  2. こころにゆとりが無くなっている方
  3. 猫や犬などの動物が好きな方
  4. 読書感想文のテーマに悩んでいる方

女の子と猫と犬、ほっこりと心が温まるストーリーの中に、ほろっと涙したり、種族や年齢、言語を超えた愛は、そのまま現在の理想の社会を表しているのではないか?人も動物もみんなが”平等”だよというメッセージを発しているのではないかと思いました。

ABOUT ME
もー子
もー子
アフィリエイトを始めたばかりの会社員。30代の毎日が楽しくなるような情報を発信します!